「あの時これをやっておいて良かった」と思えることをやる
よく、
「後になって『やっておけば良かった』と悔やまないように今これをやらなければ」
と思うこと(例えば資格試験等の勉強や、レースに向けた練習、人間ドックを前にした節制など)は誰しもあると思う。
ところが私の場合だいたい途中でうやむやになって頓挫する。(そして「あの時やっときゃ良かったのによう…」となる)
さてこの度の騒動で、マラソン大会や資格試験が軒並み中止になったり、普段通っていたお稽古も中止になったりなどいつも通りのことができなくなってしまった。
「おうちでできることを!」
といった呼びかけはどうも胡散臭く感じてそういった流れに自分が乗るのは嫌で、4月の土日は文字通り布団を被ってゴロゴロしていた。
さすがにそれにも嫌気がさしてきて、家の周りをのんびりペースで走ったり、放ったらかしにしていた芝生のメンテナンスを少しずつ始めると気持ちが上向いてきて、その時ふと思ったのがタイトルのとおり。
外出自粛が解除され、秋か冬かもしかすると来年の春かもしれないけど、いずれレースに出た時「あの『蟄居閉門』みたいなウザい時でも腐らずにコツコツと走っておいて良かった」と思うことができたらちょっとは楽しいかな、と想像してふっと思いついた。
「今これをやっておかないと後悔する・困ったことになる」というのは言ってみればマイナスのインセンティブで、もちろん一種の恐怖心から嫌でも取り組むということは往々にしてある(仕事絡みはこういうのよくあるしね)。
しかし、それだけでは未来に楽しさを感じるのは難しいのも事実でして。
レースも然り、資格試験も然り、
「あの時期にやれることやっといて良かったわー」
と思うことが少しでも多くできればよいな、と少しずつ立ち直りつつある。