この時期、新入社員に関する話題をネットでよく見かける。
そこで必ず目にするのが、
「私の時は〜だった」
という意見。
その意見も40代や50代、さらに上だと
「ロスジェネ世代の僻みw」「バブル世代のくせに」「老害」
と揶揄されるのだろう。
厄介だなと思うのは30代の中堅どころの方々の意見で、確かに説得力があるように見えるし40代の私から見ても「そうだよねー」と理解できる部分もある。
しかしその半面、思い上がりと言える部分が鼻につくのである。
自分が30代の頃を振り返ると、
- 金がある
- 元気がある
- 要領が良くなる
- できることが増える(ように思っている)
といった感じで、「わたし無敵じゃん」くらいに考えていた節がある。言い換えると、驕り高ぶっていたわけだが。
20代の
- 何もできなくてオタオタしていた
- お金の余裕がない
といった惨めな期間を乗り越えてきた生存バイアスなんだろうな。
これが数年すると人によっては子育てだったり、仕事での立場の変化だったり、身体の衰え(程度の違いはあれど)だったりと思うようにいかないことが少しずつ(人によってはドサっと)増える。そうなると「30代って無敵だったんだな…」としんみり考えることもあるんだろう。
だからそういった30代の方々の意見を見ると「ま、そんなこと言っていられるのも今のうちだけだぜ」と心の中で考えている。