先日、正倉院展に出かけた際、乗り換えの京都駅で見かけたポスター。
「20数年から30年前」
という言葉を見て、
「もうそんな『昔のこと』なんだな」
と軽く衝撃を受けた。
しかし、落ち着いて考えてみると、私が10代の頃に「20数年から30年前」の出来事を持ち出されたら、「いやーすごい昔ですよねー」と思っていただろう。
超どうでも良い話だが、私が10代〜二十歳そこそこだった90年代から遡った20〜30年前っていうのが、ちょうど先の東京オリンピックや学生運動や浅間山荘事件だったのだが。
私の世代でいえば
「20数年から30年前には過激派によるさまざまな事件がありました」
といって浅間山荘事件やよど号ハイジャック事件に北海道庁爆破、三菱重工ビル爆破等の事件を取り上げるようなものなのだろう。確かに忘れてはならない事件である。
私の少し上の世代だと、大学でカルト教団が主催するサークルの勧誘を受けることがあった、と聞いた。そんな頃から間もない時期に高校〜大学生だったし、件の事件をきっかけにカルト教団やいわゆる信仰宗教に関するニュースや本(そんな特集が雑誌等でも組まれていたように思う)で見聞きする機会が多く、ある程度警戒心を持って接していたのかなと思う。
(そういや90年代初めに「統一教会」に関するニュースも多く見聞きしたし)