BCJのマタイ受難曲
先週(というか日曜だから今週はじめ?)バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)のマタイ受難曲を聴きに行ってきた。
バッハ, J. S.: マタイ受難曲 BWV 244/新バッハ全集版
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 楽譜
高校野球的な言い方をすれば3年ぶり2回目の鑑賞。
前回は埼玉の所沢まで聴きに行ったが、今年は名古屋国際音楽祭の演目として名古屋での公演となり、この時期だからこそ近い場所で聴くことができて本当ラッキーだった。
ちなみにバッハ・コレギウム・ジャパンは、毎年この時期つまり復活祭(イースター)の時期に合わせて「マタイ受難曲」の公演を行っているらしい。
前回は「予習」(歌詞や展開など)もそこそこに聴いたので、曲の流れについていけない時もあったが、今回は日本語字幕付きで、今どのシーンなのか、何を歌っているのかが分かるのがありがたかった。
宗教曲の特性なのだろうが、特にこの作品については、いきなり初めて聴いて「感動した!」といった感想を抱く類のものではないように感じる。私にとっては正直なところ「ちょっと難しいなあ」という作品だ。
退屈なわけではなく、むしろ作品の土台となる予備知識、つまり聖書の内容をしっかり把握してから味わいたいと思う作品ということである。だからこそまた機会を見つけて聴きに行きたいと思う。