今さらながら理系クンを読んで、今読んでよかったと思った件
今さらながら「理系クン」シリーズを読んだ、電子書籍で。
はじめのは2008年に出たのか…そういえば書店に並んでいた記憶がある。
当時も少しくらいは立ち読みしたような記憶があるが、全部は読んでおらず。
さて今回読むきっかけとなったのは、作者が現在も子育てに関するコミックエッセイを連載していて、たまたまそれを目にして思い出したことである。
読んだ感想としては、コミックエッセイとしてはよくある、ほのぼの楽しい内容だと思う。理系かどうかはさておき「あーこういう人いるねえ」という「あるある」はよく理解できる。(後述するがそれを「理系」と括るのは正直いただけないが)
…しかし、これを出版当時に読んでなくてよかったなというのが個人的なちょっと(かなり)意地悪い感想。そういう意味でタイトルの通り、今読んで良かったなというところ。
きっと自分が30歳そこそこでこれを読んでいたら、やたら「イラつく」内容で、Twitterやり始めた時だったら延々とdisる内容を呪詛のように呟いていたのだろう…と容易に想像できる。
だいたい以下の感じで…
- 理系だから…と言ってる内容がいちいちイラつく
→「それは単純に「文系」ってことで逃げてるだけでは?文系で研究してる人たちにに謝れやコラ。」
- なんだかんだ言って大学入学時から付き合う人がいて結婚までとんとん拍子じゃね?
→(30歳前半ごろの私だったら)「東京タワーの電気が落ちるのを見られる時刻まで仕事してるのによ…良いご身分ですこと、フッ」
- 出会いはサークル活動
→「ていうか作者は女子大出身なんだけど、つまりそれは「インカレ」ってやつですね。青春を謳歌していてよろしいですわね(←ここは京都言葉でぜひ言いたいセリフ)」
自分で書いていて気が滅入ってきたが、要はまだ独身のしかも30代の微妙な頃にこれを読んでいたら、若い頃に自分ができなかったことをまざまざと見せつけられるような気がして嫌になっていただろうなと思った次第。