私でもできたから、みたいなこと言うのはやめておこうと思った話
タイトルの通りなんだけど、私が引っかかるワードは「私でも」で始まる物言いなんだなということに改めて気づかされたという話。
なんかのブログをつらつらダラダラ読んでいて、そのブログの文脈では
「アラフォーでバツイチで不妊症だったけど、『そんな私でも』今は幼稚園に通う娘と良い夫とともに平凡な生活を送れるようになりました」
といった内容のことが書かれていましてね。
「あーなんか今イラっときたけどこれって何なんだろう」
「謙虚に見せかけといて結局自慢したい話?」
「要は幸せ自慢?」
そういえば私はこのツイートにも引っかかってたなと改めて見返すと、やはりここでも「私でも」のワード。
妊娠中「子育て向いてなさそう」と言われた話 pic.twitter.com/UOn6L0Eui6
— ふるえるとり@書籍重版御礼🙏 (@torikaworks) 2019年9月13日
あと、「私でも結婚できたんだから」というワードも心底ダメだったのを思い出した。
内容が結婚とか出産とか育児といった私の「苦手分野」の話題というのもあるけど、それよりも「私でも」という言葉が地味にジワジワ効いてるというか。
「あなたが『私でもできたから』ということができてない人はどうフォローするんでしたっけね」
とつっかかりたくなってしまうのでありました。
そんなこと考える人っているのかしらと思ったら結構いらっしゃるみたいでして。
自己肯定感が低い人がやってしまいがちな「無意識かつ一番ムカつくマウントの取り方」とは「すごいわかる」「気をつけたい」 - Togetter
挙げている例は若干違うけど、それって話者の「自己肯定感の低さ」が原因というのは「そうか!」と納得。
「私は◯◯するためにこれだけのことをやりました」 ※◯◯は任意の言葉を。例として「結婚」とか「転職」とか「ウルトラマラソン完走」など何でもよし。 と堂々と言うのは、実は結構勇気が要ることだと思う。場合によっては非難されることもあるわけで。あと、本人にとっては本当に大したことないと思っていることもあるし。
翻って、自分もそういう物言いしてないか振り返り…。
「私でも就職できたんだから」
「私でもフルマラソン走ったんだから」
「私でも絶対音感あるんだから」
…うん、確かにイラっとくるかもしれないね。
大いに気をつける、というか厳に慎まねば。
自分を好きになりたい。 自己肯定感を上げるためにやってみたこと
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