珍しく呑気じゃないことを考えてみた
あるとき職場の人と話していたら、先輩が
「女性が昇職するって言っても結局縛り(育児とか介護とか諸々を指すと思われる)のない人ばっかりじゃん!」
と言っていた。
補足するとその人は以下の属性。
- 女性社員
- 年次は私より上、年齢も同様
- 立場(いわゆる職位みたいなの)は私と同じ
- 子ども2人(成人済)いて、今日に至るまでフルタイム共働き
- 子育て時期のサポート状況(具体的にいえば夫婦それぞれの実家などからの手助け等)は不明
正直なところ私としてはぐうの音も出なく、非常に居心地が悪いというか、罪悪感をビシビシ感じてしまった。もっと具体的に言えば責められてるんじゃないかなくらいに思った。
とか言いつつ、前述の先輩の言葉のうち「昇職」ってのは現在の私については微妙なところので「就職してから今日に至るまで家族等のケアのために仕事を中断することなく継続してきた」くらいに言い換えることとする。
今のところ、まさに「縛り」が無いから責められているようでしんどかった、ということだよな。
いや、先輩は攻撃する意図で言ったわけじゃないのは重々承知してるんだけど
男女にかかわらず、子をはじめとした家族のケアが仕事するのを妨げる(又は不利になる)ことはあってはならないと思っている。しかし私の立場でそれを言っても
「あなたは現実を分かってないから結局絵空事じゃんね」
とか思われるのだろうなというのも考えることで。
もっと考え込むと、
「あなたは縛りがないんだから(仕事で成果を出したり、昇職・昇給する等)やれて当たり前でしょ」
と誰かに言われてるわけじゃないのに責められている気持ちになってしまうから自分でも厄介だ。
とはいえ、いつまでもいい歳・立場で
「責められるの嫌〜」「何も関心持たない方が無難でラク〜」
て言うのはやはり何か違う、くらいにぼんやり考えるようになった。ありきたりの答えだが、私ができることをやるしかないな。