転勤とか
こんなツイートがあって、ちょっとごちゃごちゃ思い出したりなど。
全国転勤ありの大手企業勤務の総合職女性、配属ガチャで僻地になり本社勤務を夢見て作業着ライフを耐え忍ぶ人がいる一方で、片や初期配属が本社で都内OLとなり彼氏見つけて楽しく都会暮らし、次に異動になる前に結婚妊娠出産して僻地勤務を永年逃れる同期がいるって考えると、発狂しそうにならないの?
— ゆめゆめ (@para_yyy) 2020年8月18日
12年前の昨日は、私が転居を伴う異動で着任した初日だった、ということもグルグル考えた理由かもしれない。
私にとって様々な意味で転機となる異動だったから今となっては感謝しかないが、その時は「口減らし」、「厄介払い」「丁稚奉公」といった単語しか思い浮かばず。ひとことで言えば貧乏くじ引いたなあという感想だった。
このツイート主と大きく異なることを付け加えると、採用時もその当時もいわゆる総合職でもなく、全国転勤ありでもなく(転勤はあっても管理職になるまでは転居を伴わないのが通例)ということ。
当初、直属上司は「落ち着いたら1年くらいで戻れるんじゃないかな」と言ってたのが、
転出時の当時の所属長からの言葉は「3年は頑張ってね」で、異動先の上司「もうこちら(異動先)で頑張ってみたら?」と言われて結局6年半いた。おしんの世界で言えば年季奉公に加えてお礼奉公するような感じ。
異動してからしばらく後に私が異動対象になった理由を当時の上司(所属長と直属の人)に聞いたところ、所属長は「女性で、頑張れると思ったから」と無難な回答だったが、直属は「いろいろあってうちの係からしか出せなくて他に適当なのがいなかったから」と身も蓋もないものだ。
適当な、というのは能力ではなく「動かしても大きな問題(単身赴任の有無とか子の転校とか)がなくて単価(異動に伴う手当等)安い」という動かしやすさのこと、「良いように使われた」と何年間か考え込むことが多かったが、最終的に開き直ることにした。
異動はできれば避けたいと思う人が割と多いのはよく理解できる。ただ、私の場合は結果的に良い方向に転んだから、ラッキーだったと思うと同時に、「嫌だなあ」だけで避けなくて良かったなあとは思ってる。
数年単位では損を感じることが実際に多いが、10年スパンで見たら十分リターンを得て元を取ったかな、と12年前のことを思い出してみた。