クリスマスイブ、これでいいのだ
クリスマスイブ・クリスマスと聞くと、
「カップルがイチャイチャしやがって」
「クリスマスの本当の意味を知らなくて、ブツブツ」
みたいなことを思っていた…10代とか20代の頃の話だが。
ちなみに30代の頃はというと、10年近く前のクリスマスイブは
- 「(職場にて)夕方過ぎにトラブル発生の一報」
- 「その処理で係員全員対応でわちゃわちゃ」
- 「なんとかケリをつけたのが21時近く」
- 「見かねたリーダーがさくら水産に連れてってくれてみんなで魚肉ソーセージ盛りを頼んだ」
といった「クリスマスイブ?なにそれ美味しいの⁇」状態だったのを思い出した。
今年は仕事は遅番、夕食は前日の残りごはんかうどんにしようかどうしようかね、と朝出がけに話をしていた。なお、ケーキや鶏肉は用意しておらず。
さてここ数年、
「以前ほど『クリスマスは恋人とイルミネーション見てプレゼントおねだりして〜』(すみません貧弱な知識しかないんで)といった風潮がなくなったな」
と思ったものの、よく考えたら自分自身の加齢等によりクリスマス関連の行事への関心が薄れ、「クリスマスなのに何もないのは惨めだわ」的な僻みすらほぼ消失したからではないかと考え直した。
あとは、加齢と重なるけど一昨年の年末は父が倒れて帰らぬ人になったり等でそれどころじゃ無かったし。身内の不幸があると、それまで浮き足立ってたりクヨクヨ思い悩んでたことはどうでもよくなってくるのは事実だった。
つい先日、お茶の稽古の時に先生から
「今年はどんな年でしたか?」
と尋ねられ、
「大きな浮き沈みもなく、平穏無事で過ごせたという意味で良い年でした」
と答えたが、本当に今年はここ数年ぶりに波風のない良い年だったと思ってる。
大きなラッキーもないけど、身の回りで誰かが死んだり困ったり、自分自身がバタつくことも少なく周りの人に恵まれてたんだなと思う。
20年前、クリスマス前に浮き足立ってた同じ学生合唱団の人を見てクヨクヨしていた私や、25年前に「カップルムカつく」とか言ってた自分には、
「やけにならずにコツコツと地道にやってたらそんなことどうでも良いと思える程度に穏やかに過ごせる未来があるから頑張れ」
と言ってやりたいなと思った。