手っ取り早く賞賛を得るならフルマラソン走るのが良い件
10年ちょっと前はいろいろ拗らせていた時期だったので、
「今までさんざん自慢してきた人に見せびらかしたいから自分も結婚式をしたい」
なんてことを思ったり言ったりしていたことがありました。
そのほかにも、
「手放しで『おめでとう!』とか『よかったね』とか『すごいね』と言われたい。仕事してても誰も労ってくれないもん!」
とか今思うと無茶なことも思っていました、思い返して書いているだけで当時の自分に小一時間説教したい気持ちでいっぱいになる…。
これらの拗れた気持ちを解決したのがタイトルの通りフルマラソン完走
「これまで開催されてきた名古屋国際女子マラソンを改編して市民マラソンにする」
「女性ランナーだけのフルマラソンの大会で制限時間は7時間」
といった記事をランニング雑誌で見たのが10年くらい前。
名古屋国際女子マラソンといえば地元では春を告げる行事といっても良いイベント。スポーツイベントに疎い私でも馴染みがありました。
ちょうどその頃、ランニングを始めたばかりで「そのうちフルマラソンも走ってみようかな…でも難しいかな…」とぼんやり考えていましたが、その記事で「じゃやってみよっかな」と決めたのでした。
そしてその1年後、2012年3月11日に開催された名古屋ウィメンズマラソンで初フルマラソンを完走。
フルマラソンを走ったら人生が変わる、とまではいきませんが(当然だ)、友人はじめ職場の人からも
- マラソン完走なんてすごいね
- 完走おめでとう
と言葉をかけられるのはもちろん、見ず知らずの沿道の方々から「ガンバレ!」と声をかけられたりハイタッチしてもらったり。
結構いろいろな趣味をやってきたけど、ここまで温かい声をかけてもらえたのは初めてで「あー頑張ってよかったな」と素直に思えたのでした。そしてそこで恐らくは一生分の「おめでとう」を言ってもらえたなと思います。
そこから少しずつ、それまで拗らせていた「皆に祝ってほしい、チヤホヤしてもらいたい」という気持ちが消えていったのかなとも。
それなりに歳をとって分別がついたとも言うが。
ちょっとした挑戦をやってみて、できればそのことを周りに公言してみるってのは気分的に良いかなと思ったのでした。