セーラー服の襟
家でテレビを見ていた際、たまたま制服姿の中学生が映ったことからセーラー服の襟の話になった。
うちの者が
「セーラー服って、丸首のシャツにあのセーラー襟が付いていて着脱できるんだよね?」
と言ってきて、逆にその発想はなかったなと驚いた。
実際には、襟も身ごろも同じ紺色の生地で、襟は縫い付けられており(だから襟だけを着脱できない)その襟の上から襟カバーをつけているというもの。
襟カバーでないセーラー服(身ごろも襟も紺色というパターン)は襟が洗えなくて不衛生だねえ、と言っていて確かにその通りだからあのパターンのセーラー服だと大変だなあと思う。
その映像の制服はセーラー服で、襟は関西風の大きな襟におそらく襟カバー付きのもの。「名古屋襟」とも言われているらしい。
画像を借りるのは気がひけるので、NHK名古屋制作の「中学生日記」のリンクで勘弁を。
中学生日記 | NHK放送史(動画・記事)
こんな感じで笑っていたが、冷静に考えればうちの者は男性でセーラー服は着たことがないはずだし、女きょうだいがいた訳でもないからセーラー服の作りを知らなくても当然といえば当然だと気づく。
中には女きょうだいがいなくても、自分が着たことがなくても分かると言い出す人もいるだろうけどそういった事情はこの場では考慮しない。
そういえば私の姉もセーラー服を着たことがなく、自分の子(女子)が中学校の入学式の日にセーラー服を着るのに難儀したため、どうしたら良いか分からず私に電話してきたことがあった。
私の場合でも、同じセーラー服とはいえスカーフを結ぶタイプのものは結び方が分からないし(名古屋は1.5センチ幅の黒リボンというか紐みたいなものを蝶結びするだけ)、やはり着たことが無いものってのは難しいなあと思ったのでした。