名古屋城金シャチ特別展覧
歯医者の帰りに行ってきた。
土曜日の昼前だけど、私以外には1組いただけ。だから周りに人が映り込んでいない。
↑この金鯱は雌らしい。雄の金鯱に触ることができ、係員の方が「指輪はしてないですね?」と確認。確かに傷つけたら大変だしね。
触る場所は指定されており、係員の方と警備員に見守られながら(監視?)タッチ。
↑造幣局の刻印があるのは、実際に大阪造幣局で近板を打ちつけたからだそう。
併せて500円で公式ガイドブックも購入。
名古屋城と金鯱の歴史についてコンパクトにまとめられた図版で、名古屋に住んでいながら知らないことが多いと改めて認識。
それによると、
- 名古屋城は太平洋戦争末期に空襲で消失するまでは、その当時現存する日本最大の天守だった。
- 江戸から明治に移り、金鯱は名古屋城から引き下ろされて皇室に献納。
- もちろん名古屋城は「廃城令」で取り壊す予定だった。しかし陸軍施設として転用されていたことで取壊し保留になっている間に名古屋城保存の声が大きくなり、最終的に永久保存の決定が出された(同時期に永久保存が決まったのは姫路城)。
- 現在の金鯱は戦後に復元されたもの。先代の空襲の被害を受け金鯱の残骸は、アメリカ軍に接収され、その後6.6キロの金塊になって名古屋市に返還。
- 返還された金塊で作ったのは、名古屋市旗の竿頭(これも金鯱の形)と金の茶釜。
いやー知らないことばっかり。500円でこれ以外にもさまざまな事柄・写真が載ってるからお値打ちだね。