料理するより皿洗い2時間を選ぶ
ある時この本を書店で見つけて衝動買いした程度に料理が苦手なうえに不得手である。
タイトルの通りで、料理(ごちそうではない、普段の手抜き程度の夕食)するか皿洗い・皿拭き2時間かどちらかを選ぶなら迷わず後者を選ぶ。
やる気がある時は
「ごはん貯金」「おかず貯金」
とか言うこともあるが、決して得意分野に昇格するわけではない。
いつだったか実名でやっているSNSに雑な自炊写真をつけて投稿したことがある。
複数人の友人知人から、
「ちょっとは頑張れ」
的な(もちろん言葉は選んだ表現だったと思うが)コメントを頂き、後からジワジワとしんどくなっていた。コメントをしてくれた友人知人は何も悪くないのは言うまでもない。
苦手意識を持ち始めたきっかけを深掘りすることも必要だろうし、なにより「苦手な分野は努力して克服」というのが正義であることは身に染みて分かっている。
しかし一方で「悩み事はカネとモノで解決だ!」という考えが過り、だいたいそっちの方が勝利するので、テイクアウトやちょっと良い調味料の力を借りる。
幸い、「きょうの料理」を観るのは苦痛ではなくむしろ楽しいので、なるべく料理に関するネガティブな情報に触れず、だましだましやりながらこれからも生活するんだろうなと思う。