原作サザエさんが好きな件
ついこの前、アニメのサザエさんでゴールデンウィークに行楽に出る話題が取り上げられていた。私としては「アニメの筋書きに文句つけるなんて本当か?正気か?」と思ったわけで。公序良俗に反する内容ならいざ知らず…と思ったものの、文句つける人にすればこの時期に出かけることを煽るような内容は「公序良俗に反する」なんだろうな、怖い怖い。
こういういわゆる「自粛警察」の空気感はヤバイなと思う。
とはいえ、アニメのサザエさんは原作とは全く別物と思ってる。
もともとサザエさんは新聞連載マンガ。しかもかなり時事ネタを取り入れ、風刺もパンチもかなり効いている作品が多い。
確か、風に吹かれた落ち葉とともにお札(1万円札だっかな)が舞っているのを見つけたタラちゃんへのサザエさんのひと言は「だって選挙だもの」というネタもあった。
私が小学校高学年の時に、原作(当時はまだ姉妹社版が売ってた!)をたまたま買って読んだらどハマりしたが、今から思うとこういったパンチが効いたのが新鮮だったんだろうなと思う。
もちろん連載があるわけはないけど、もし今サザエさんが新聞連載されていたら間違いなく今の自粛ムードのことをネタにしていただろうし、それをどう描いていたか興味深く思う。
もちろん復刊版、買ってる。
今年が作者の長谷川町子氏が生まれて100年で、それを記念して「長谷川町子記念館」が4月にオープンする予定だったが、この騒動で延期。
長谷川町子美術館
騒動が終わったら絶対に行きたい。