職場のマーライオン

走って(ランニング)、飲んで(お茶ときどき酒)、歌って(合唱)を三本柱にその他日日のことなど

「夏休みのおばあちゃん家」的なものがよく分からなかった

今でこそ名古屋に住んでいるし、一時期は東京都心近くに住んでいたこともあるが、実は物心ついた頃から中2の夏まで滋賀県に住んでいた。

いちおう県庁所在地ではあったが(余談だが生まれてから今に至るまで県庁所在地にしか住んだことがない…東京の時はさすがに都庁所在地ではなかったが23区内)、当時新興住宅地ではあったものの少し歩くと田んぼが広がり、夏が近づくと蛍が飛び交い学区内には牛を飼うお宅があり、たまに山からサルが下りてきてという場所。決して都会ではない、と思う。

さて、私の両親は名古屋出身のため、盆暮の帰省で「おばあちゃん家に行く」というのは「新幹線に乗って(or名神高速で)名古屋へ行く」と同義。
「夏休みは田舎のおじいちゃん・おばあちゃん家で自然に囲まれて…」というのが普段の生活だった(滋賀県にはさらに自然豊かなとこはたくさんあるのだけど…)。

名古屋のおばあちゃん家(母の実家である)は、近くに球場(ナゴヤドームができる前だからナゴヤ球場!)があり、工場があり(町工場多めの地域)、当時の大津になかったローソンがあるという間違いのない都会。
いろいろ事情があって行く機会の少なかった父の実家は、名古屋の郊外で昭和30年代半ばに名古屋市編入されたこともあり、やや田舎風味はあるものの、それでも近くには電車の線路があり(大津に住んでた時は電車の駅までバスで20分はかかった)川を渡れば地下鉄があるという場所。

母方の実家の近く(数年前に行ってみた)

中2で名古屋に引っ越し、10代半ばから「いちおう」都会に住むと、滋賀にいた時の不便さを改めて認識し、「あの場所にはもう戻れないよねー」という気持ちとで、未だに「田舎暮らしへの憧れ」というのが皆無。便利さバンザイだし、「田舎暮らしへの憧れ」というのをメディアで目にしてもどうしても共感できない。
結構そういう人いるんだろうな、と勝手に思ってるけど実際どうなんでしょうね。