樂直入さんの私の履歴書
先月(1月)の私の履歴書、前半は飛ばし気味で後半は「いろいろやってきたぞ」感が強く、さて2月はどなたかな?と思ったらこの方でした。
最終行の予告をご覧ください
なんと、樂家十五代目 樂吉左衛門との予告。(※昨年、十六代目に家督を譲り樂直入(らく じきにゅう)となったとのことです)
樂焼について私が説明を書くのは恐れ多すぎるので、リンクをご覧くだされば…。
樂焼 RAKU WARE|歴史
お稽古をやっていて、濃茶を点てる茶碗が通常は樂茶碗だということや、お点前の問答でお客さまが「大変つややかなお茶碗ですがどなたのお作で?」と尋ね、亭主役が「当代の樂吉左衛門でございます」(←あくまでもお稽古の設定です。実際には本物の当代の作ではなくてよく似た楽茶碗を使ってます)といった形で樂家代々の名前を覚えたりしていたくらいの浅い知識でした。
まだまだ勉強しなければなあと思うところに、実際にご自身がが焼き物や伝統を引き継ぐ世界とはどんなものかを語るということで楽しみにしていたところです。
さて、すでに3日目になりますが、「私の履歴書」でよくある筆者の生い立ちや「子どもの時代の思い出といった「ほのぼのエピソード」は殆ど出てきておらず、樂茶碗とは?伝統とはどのようなものか?といった重厚な内容が続いています。朝から居住まいを正して読まなければ、勉強しなければと思う今月の連載です。
私の履歴書、書く人によって振れ幅大きいです。過去に渡辺淳一さんだったときは毎回痴情のもつれ関係の話で朝からぶっ飛んでいたし…。