長野からの帰りは国道19号線で帰りましたが、その途中の南木曽町にあった橋。
今は「桃介橋」といいますが、建築当時は「桃之橋」という名称だったとのこと。
桃介というのは福澤桃介のこと。木曽川を利用した水力発電の開発から電力会社を興し、「電力王」と呼ばれた人。この橋は発電所の建設資材の運搬のために架けられたもので、1922年の完成。
戦後まもなくから村道として使われていたものの、老朽化のため40年くらい前に廃道。取り壊す話があったものの、取り壊し資金がなかったことからそのままとなっていたものを復元した、とのことでした。資金がなかったのが、結果的に残せる結果になったのは良かったのかなと思います。