炭手前
今日のお稽古では炭手前担当でした。
(うちのお稽古場は炭手前が順番で回ってくる)
炉になっての炭手前は久しぶりなのと、炉灰を整えるところから担当なので、稽古日2日前くらいに
「炭手前の手順確認する」
とスマホのリマインダーに表示させ、稽古日が近づくにつれ胃が痛む程度に(←大げさ。そもそもこれが発端ではない、念のため。)気が重くなってました。
泥縄式だけど、稽古の前日になって買った本。
- 作者:
- 出版社/メーカー: 世界文化社
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 単行本
炭手前の、しかも準備からさせていただけることはありがたい半面、
「段取り悪くて14時(お稽古の開始時刻)に間に合わなかったらどうしよう」
「何か致命的なしくじりをしたら迷惑かける…」
と、つい後ろ向きになりがちです。
先生は
「お稽古場は本番(お茶事)ではないから失敗しても良いのですよ」
と仰ってくださるけど、それとは別に自分の変なプライドが「失敗したら恥ずかしい」「先生に覚えの悪い弟子だと思われるのでは」とぐるぐる考えてしまうのでした。
さて稽古日当日。
出かける前に手順をメモに書き出し、13時に到着してからメモを見つつ準備。前回先生に準備の手順を確認しておいて本当に良かったです。
- 炉灰をふるいにかける
- ふるいに残ったゴミを捨て、ふるった灰は別の容器に戻す
- 湿し灰を炉に撒く
- 撒いた時に周りについた灰を落とす
- 下火の炭をセット
- 炉縁を取り付けて釜をかける
というのがお稽古開始までの流れ。
2と3の間で下火となる炭を火にかけておくのですが、このタイミングは遅いと炭に火がつききらないし、早いと炭が燃え切ってしまうので悩むところです。
1の手順は、前のお稽古で使用した後、残った炭をとり除いただけの状態で燃えかすが残っているのを取り除くためにします。
バタバタしながらなんとか5分前に釜をかけられました。湿し灰の撒き具合は「まあいいんじゃないですか」とのコメントだったので、良しとします。やはり準備が肝心ですね。