形見のOMEGAとSEIKOの時計を修理に出した
手巻きの時計が手に入った、というのは母が持っていた時計を修理に出したということです。
その手巻きの時計は、OMEGAとSEIKOの、それぞれいつの物か分からないもの。いずれも私の母が持っていた時計です。
この度、動かなくなっていたこれらの時計を修理(分解清掃)してもらいました。
私が物心ついた時には、母はどちらの時計もしておらず、「雑貨屋さんで売っている安い時計が良い」と言って放置されて数十年。
OMEGAもSEIKOも手巻きですが、巻いても正常に動きません。
母が亡くなり、いろいろ片付けをする中でも時計は捨てられず何とかできないかと思って3年経過…。そんな時、「OMEGAのアンティーク品」として売られていたものが母が持っていたものとよく似ていたのを発見。
母のOMEGAはもしかして今や「アンティーク」?それなら修理したら動くかな⁇と思い、店員さんに相談したら、系列の時計修理の店で見積りしてくれるとのことだったので依頼。
「ずいぶん古いですねー」
と店員さんの言葉。たしかに、30年どころか40年以上、OMEGAに至っては50年近く前でもおかしくなくて、しかも20年以上動かないまま放置していたわけですからね。
分解清掃で中の機構を確認し、清掃、修理を行えば動くのでは、という答え(もちろん、長期間の正常動作を保証することは難しいとのことでしたが)
2本の見積り結果は、新品のSEIKOルキアを買うよりは安いお値段だったので依頼することにしました。
修理依頼から1か月半で完了。先週末に引き取りに行きました。
店員さんからの注意事項は以下のとおり。
- 手巻きのネジは巻き切らないこと。ネジを巻いて少しでも手応えが重くなったら止める。
- 防水は全くダメなので手洗い等気をつけること
- 一旦は動くようになってるけど長期の動作保証はないこと
- 部品が摩耗しているものの、替えの部品が手に入らないこと(注・修理業者によっては手作りするとこもあるようです)
SEIKOの方はカレンダーもついているし、デザイン的に仕事場に付けていっても問題ない感じだったのと、文字盤のブルーが気に入ったので仕事のある時につけることにしました。
取り扱いに気をつけなければいけないのですが、それを思うと今までつけていた時計は、結構粗雑に扱っても壊れることは全くなかったので技術が発達してきたんだなあとしみじみ。
今のところどちらの時計も1日1回ネジを巻けばきちんと動いているので引き続き使ってみます。