基本的に、
「あー昔は良かった、若い頃に戻りたい」
と考えることが皆無である。
自分の若い頃なんて、カネはない、知恵も能力もない、分別もない、の無い無い尽くしである(今だって金持ちじゃなく切れ者でもなければ、分別だって怪しいものだが、若い頃は本当に何もなかった)。そんな時なんて金をくれても戻りたくはない。
それでもなお、各年代でどの頃に戻りたいか考えてみた。
- ヒトケタ代(0歳から9歳)
記憶のない0〜2歳!…というのは冗談だけど、幼稚園入る前の4歳がいい(※2年保育の幼稚園だったので)。幼稚園に行く前で、基本的に家の中でヌクヌクしていて誰からもいじめられたりからかわれたりせず、本当に気楽だったと思う。
- 10代(10歳〜19歳)
15歳(中3)かな。中学校は例に漏れず管理教育で更にヤンキー&ロクでもない体育教師が跋扈していたが、考えようによってはヤンキーがのさばって…いやいらっしゃったからこそ相対的に内申は高めキープでやり過ごせたとも言える。あとは気の合う友達がいて気楽にできたことが大きいかと。
- 20代(20歳〜29歳)
正直言ってどの年齢にも戻りたくない。
私は、多分20代が最も劣等感が強くて、人と比べて何もできないし学歴も自慢できるものでなく、加えてブスでデブでモテないしどうしようもない、と常に思っていた。(これ、後から思い返すと「思い込まされてきた」ということたんだろうけど、そのことはまたの機会に)
それでも敢えて挙げるなら27歳のときかな。
今の会社に移って3年めで、仕事も慣れて(比較的)怖いもの知らずだったし。
そういやAFPなどの資格取得にギラついていたのもこの時だった。
- 30代(30歳〜39歳)
20代と打って変わって、どの年齢の頃も元気があったのが30代。これは仕事に慣れて、そこそこ収入も(比較的に)上がってきた31歳の頃が良い。そうは言っても、本気で戻りたいとは思わないけど。
どの年代も、振り返ってみて良いと思えるのは、他人からの目を気にせず伸び伸び動けて自己肯定感が高かった時かな。
そして、やはり10代よりも20代、20代より30代と年齢が上がるにつれて多少はできることが増えて、経済的にも余裕ができたことが気持ちの余裕や自己肯定感の向上につながったのは間違いないと思う。
結局はカネか、といえばある意味その通り。
だから元気で働いていかねばと思う。